歯科で使われているセラミックの種類って?|銀座6丁目のぶデジタル歯科

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歯科で使われているセラミックの種類って?

投稿日:2026年5月26日

カテゴリ:スタッフブログ

昨今、審美性や金属アレルギーへの配慮から、セラミック治療を希望される方が増えています。
しかし一口に“セラミック”といっても、現在ではさまざまな種類があり、それぞれ特徴や適応が異なります。

セラミック素材によって、

 ・ 見た目の自然さ
 ・ 強度
 ・ 割れにくさ
 ・ 汚れの付きにくさ
 ・ 費用
 ・ 適している部位

などが変わるため、自分に合った素材を選ぶことがとても重要です。そのため、「銀歯をとにかく白くしたい」「見た目だけでなく長持ちする素材を選びたい」など、様々な要望に応えることができる代表的なセラミック素材の種類と、それぞれの違いや特徴について詳しく解説します。

そもそも歯科のセラミック治療とは?

今回取り扱う「セラミック治療」とは、虫歯治療後の詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)に、陶材系の素材を使用する治療のことを指します。

従来の金属を用いた治療と比較すると、

 ・ 白く自然な見た目
 ・ 傷がつきにくいので汚れにくい
 ・ 劣化しにくい
 ・ 金属アレルギーのリスクが少ない

などのメリットがあります。今では素材の進化やセラミストの熟達によって「見た目」と「強度」を両立できるケースも増えてきました。

 

代表的な非金属素材、セラミック素材の種類

当院で用いている材料についてまとめてみます。

 

ジルコニア

ジルコニアは「人工ダイヤモンド」とも呼ばれるほど強度が高い、酸化ジルコニウムを主体とした素材です。現在の歯科治療において非常に人気が高く、部位を問わず使用されることが多いです。

現状の歯科材料の中では非常に硬く割れにくい部類になります。そのため、咬合力に対する抵抗力が強く、ある程度の歯ぎしり食いしばりであっても耐えられます。また当然のことながら非金属素材なので、金属アレルギーのリスクを回避できます。それでいて引っ掻き硬度が高く表面が滑沢な状態を維持しやすく、汚れが付きにくいのでセルフケアによる管理が容易です。そういった観点から総じて耐久性が高く、生存率も高い材料です。

また、元素的にジルコニウムとチタンは同族であるゆえに親和性が良好で、インプラントの上部構造として使用されることも多い素材です。

一方で透明感は他のセラミック系素材よりやや劣る傾向は否めません。しかし近年は審美性の高いジルコニアも増えていますし、設計の仕方によってはその欠点を補うことが可能です。

 

e.max(イーマックス)

e.maxは、二ケイ酸リチウムを主体とするガラス系セラミックを強化した素材です。審美性と強度のバランスに優れています。

ある程度の強度がありながら、透明感が自然に出せるため、審美的回復に期待できます。
引っ掻き硬度が高く、表面が滑沢なので汚れや着色が付きにくいので管理が容易です。適用できるケースもも多く、前歯・奥歯どちらにも対応しやすい強みがあります。

しかし、先述のジルコニアほどの強度はないため、強い歯ぎしり食いしばりがある場合は慎重な判断が必要です。場合によっては破折・脱離のリスクへの配慮が必要になります。

 

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、セラミックとレジン(樹脂・プラスチック)を混ぜた素材です。

加齢変化に伴う歯の咬耗に合わせて削れていくとされ、材料費が安価で費用を抑えやすいのも特徴です。現在では保険適用のCAD/CAM冠などでも使用されることがあります。

しかし言い換えれば、プラスチックを使用しているため着色・変色しやすいのは避けられません。また、削れやすく摩耗しやすいとも言えます。総じて劣化しやすい傾向は否めません。なので長期的な美しさや耐久性では、オールセラミックやジルコニアの方が優位とされることが多いです。

 

セラミック素材選びで大切なポイント

セラミック治療は、ある程度の患者さんの要望を反映させられる自由度の高い治療といえる分野ですが、素材選択において大切なポイントをお話します。

 

見た目だけで選ばない!

セラミック治療では審美性に注目されがちですが、実際には、

 ・ 噛む力
 ・ 歯ぎしり食いしばりといった悪習癖の有無
 ・ 噛み合わせ
 ・ 部位
 ・ セラミックを適用する歯自体の残存量

などによって適した素材は変わります。当然のことながら全ての歯で求められる性能・性質が異なります。そのため口腔内全体を考慮し、総合的な選択が重要です。

 

歯の耐久性だけでなくセラミック素材側の耐久性も重要

どれほど高品質で審美的に最高クオリティのセラミック製の被せ物ができたとしても、例えば噛み合わせが強すぎたりするとせっかくのものが破損してしまうリスクが高まります。

特に、

 ・ 歯ぎしり食いしばり
 ・ 上下の歯の必要以上の干渉
 ・ 咬合バランスの左右差

などがある場合には噛み合わせ管理を前提として、そういった環境でも耐えうる材料に選択肢を絞ることも重要になります。必要に応じてナイトガード(マウスピース)を併用するケースもあります。

 

まとめ

歯科で使用されるセラミックには、今回挙げたような様々な種類があります。

そしてそれらは、

 ・ 審美回復力
 ・ 強度
 ・ 耐久性
 ・ 費用
 ・ 適応部位

が異なるため、一人ひとりの状態に合わせた選択が重要です。それにより希望する材料を適用出来ないケースももちろん存在しますので、しっかりコンサルを受けて自身にあった適切な選択肢から選ぶようにしましょう。

セラミック治療は、単に「白い歯にする治療」ではなく、噛み合わせや全身のバランスも考慮しながら適切な材料選択を行うことで、より長期的な安定につながります。

気になる部位がおありでしたら、歯科医院でしっかり相談してみてはいかがでしょうか?

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