マウスピース矯正の特徴って?それに必要な料金相場はどれくらい?
投稿日:2025年6月2日
カテゴリ:スタッフブログ
「歯並びを整えたいけれど、ワイヤー矯正は目立つし抵抗がある…」
そんな悩みをお持ちの方に選ばれているのが、昨今知らない人はいないほど認知されているマウスピース矯正です。
この記事では、世間に浸透しつつあるが故に改めてマウスピース矯正の概要やメリット・デメリット、そして矯正にかかる期間や費用についても説明していきたいと思います。
マウスピース矯正とは?
マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピース(=アライナー)を使って、段階的に歯を動かしていく矯正方法です。従来のワイヤー矯正とは異なり、取り外しが可能で目立ちにくいことから、特に大人の方に人気があります。
代表的なブランドにはアライン社による「インビザライン」と、ストローマン社による「クリアコレクト」などがあります。
マウスピース矯正の特徴 メリット・デメリット
メリット
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・ 目立ちにくい:透明なため、装着していてもほとんど気づかれません。
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・ 取り外し可能:食事や歯磨きのときに外せるため、口腔内を清潔に保ちやすいので虫歯のリスクがワイヤー矯正より低いです。
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・ 通院回数が少なめ:ワイヤー矯正と違い、歯科医院での調整が不要なため、1〜2ヶ月に1度の通院で済むことが多いので、忙しい方にも人気です。
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・ 痛みが比較的少ない:ワイヤー矯正よりも弱い力で徐々に歯を動かすため、痛みや不快感が軽減されます。
デメリット
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・ 自己管理が必要:1日20時間以上の装着が必要。サボると効果が出にくいうえ、予定通りに矯正が進まなくなる事もありえます。
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・ 対応できない症例がある:重度の歯列不正や骨格的な問題は、ワイヤー矯正や外科手術が必要な場合もあります。
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・治療計画のズレの修正が大変:計画通りに進まず再設計が必要になったとき、追加の治療計画を立て直した上でアライナーの再発注が必要になるので手間と追加コストがかかることがあります。
矯正にかかる期間はどれくらい?
マウスピース矯正の治療期間は、歯並びの状態や治療の範囲によって大きく異なります。
部分マウスピース矯正の場合(前歯のすき間や軽度のガタつき)
部分的に行うマウスピース矯正は、過去に矯正完了してからの後戻りが気になる場合や前歯の少しの乱れなどに適用されることが多いです。
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・期間:3ヶ月〜半年程度
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・特徴:歯並びの気になる部分だけを動かすため、比較的短期間で完了します。
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・対象:軽度な歯列の乱れのみで奥歯の噛み合わせには問題がない方。
全顎マウスピース矯正の場合(全体的な歯並びや噛み合わせを治す)
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・期間:1年〜2年半程度(症状や程度によっては3年以上かかる場合もあります)
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・特徴:奥歯の位置や上下の噛み合わせまで調整するため、治療計画が複雑かつ長期になったり顎間ゴムの適用が必要になることがありますが、ワイヤー矯正を用いるより少ない負担で行えます。
費用の目安
マウスピース矯正治療にかかる費用も、どういったマウスピース矯正をどの範囲で実施するのかによって大きく異なります。以下は一般的な料金相場の目安です。
矯正の種類 | 料金相場(税込) | 備考 |
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部分マウスピース矯正 | 20万〜40万円 |
後戻りや前歯の軽度な乱れに |
全顎マウスピース矯正 | 70万〜100万円以上 | 奥歯も含めた全体的な矯正 |
※料金やプラン、治療計画立案方針などはクリニックによって大きく異なります。マウスピース矯正を行っている歯科医院で無料相談などでコンサルを受けて見積もりを取ってみるとよいでしょう。
まとめ
マウスピース矯正は、見た目や生活の快適さを重視したい方にとって魅力的な選択肢です。最近ではワイヤー矯正よりも価格が安価になっている場合も見受けられます。特に部分矯正なら短期間かつ低価格で治療が可能な場合もあるため、「前歯のすき間だけ気になる」「軽く整えたい」という方には適しています。一方で、噛み合わせの調整を含む全顎矯正では時間も費用もかかるものの噛み合わせも見直した上で根本的な歯並びの改善が期待できます。
まずは信頼できる歯科医院でのカウンセリングを受け、自分に合った治療方法を見つけましょう。納得のいく治療を受けることが、満足のいく笑顔への第一歩です。
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