インプラント治療の歴史
インプラントの歴史
上顎骨に鉄製のインプラントが埋まった紀元2世紀から3世紀の古代ローマ時代の人骨が発見されており、7世紀のマヤ文明の遺跡で発掘された 20歳代女性の下顎骨に天然の抜去歯2本と貝でできたインプラントが埋まっておりました。このように、インプラントの歴史はとても古いのです。
1952年スウェーデンに、チタンが骨と結合することが発見され、チタンがインプラントに応用されるようになりました。動物実験を経て、1962年から人間に本格的にインプラント治療が行われるようになりました。
インプラントの形態は大 きく分けてブレードタイプと呼ばれる板状のものとルートフォームと呼ばれる歯根様のタイプがあるがルートフォームが主流になり現在に至ります。1980年代にはインプラントの臨床成績は向上していきました。そして骨と結合するインプラントの臨床結果が優れていることが世界的に知られるようになりました。
日本でも1990年代に入りさまざまな製法が開発されました。現在でもインプラントは改良されており、また適応も骨再生誘導療法などが開発され、歯槽骨の再生により拡大しております。
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