VPT生活歯髄温存療法(断髄法)の症例|銀座6丁目のぶデジタル歯科

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VPT生活歯髄温存療法(断髄法)の症例

VPT生活歯髄温存療法(断髄法)

※本動画と以下症例は同一ではありません。

※本動画と以下症例は同一ではありません。

断髄はまさにその字のように歯の神経(歯髄)を特定の位置で切り取る方法です。神経を切断する位置によっていくつかの分類がありますが大事なのは歯の神経を全て除去する方法(抜髄)ではなく、残せない神経のみを除去し残せる神経の大部分を残すという方法です。この歯の神経のどの程度が残せるか、どの程度が残せないかは処置前の検査で大まかに予想ができます。しかし検査の正確性も100%ではないので処置を行い予後を見てうまく行ったかどうかを確認する場合もあります。私の直近6年間での断髄の成功率は1例のみを除いた全症例です。

この成功率はラバーダム防湿を含む無菌的な処置により、歯髄を感染させずに、既に保存不可能な歯髄を除去することにあります。歯髄が感染してしまうと治癒することは困難です。

歯を削る量が最小限で済むので歯の寿命を可能な限り高くできる事が見込める方法です。言い換えると歯根破折のリスクが減る可能性があるので、歯を使えるところまで使える可能性があります。因みに歯が割れてしまった場合は確実に治癒させる方法は現代の医学では困難で、それを回避できるかもしれない術式です。

症例 1

50代女性。主治医が処置をしたところ、カリエスが深く露髄の可能性が高かったため、専門医に診てもらったほうが良いと紹介(右上7)。

VPT生活歯髄温存療法(断髄法)の症例

年齢・性別 50代 女性
治療内容 患者に自覚症状はなく歯髄検査(電気刺激、冷熱刺激)にも正常に反応。歯髄診断を正常歯髄、根尖周囲診断を正常な根尖周囲組織とした。
非選択的に除去したところ露髄。断髄を行い覆髄しCRで即時築造。術後に主治医に補綴処置をしてもらう。
術後約4年経過するも患者にはいかなる不快症状、口腔内検査での異常反応はなく、X線的にも正常。
治療期間・回数
(※予後観察は含まず)
診査・診断・コンサルテーション 1回
処置 1回(計2回※補綴処置を含めると5回程度)
費用(税込)
※自由診療です
断髄88,000円
(診査・診断・コンサルテーション・処置を含む)
仮歯5,500円
補綴132,000円(形成、印象、セット代を含む)
リスク 出血、腫脹、疼痛、局所麻酔中毒、歯髄壊死、根尖性歯周炎、CR or 補綴物破折・脱離、2次う蝕等

症例 2

20代男性。患者に自覚症状はないがエックス線写真で深いカリエスが認められる(左下7)。

VPT生活歯髄温存療法(断髄法)の症例

年齢・性別 20代 男性
治療内容 患者に自覚症状はなく歯髄検査(電気刺激、冷熱刺激)にも正常に反応。歯髄診断を正常歯髄、根尖周囲診断を正常な根尖周囲組織とした。
非選択的に除去したところ露髄。歯頸部断髄を行い覆髄仮封。
後日、覆髄材の硬化を確認しCRで即時築造し補綴処置を行った。
術後約5年7ヵ月経過するも患者にはいかなる不快症状、口腔内検査での異常反応はなく、X線的にも正常。
※下顎第一大臼歯の根管治療は当方が行ったものではない。
治療期間・回数
(※予後観察は含まず)
診査・診断・コンサルテーション 1回
処置 1回(計2回※補綴処置を含めると5回程度)
費用(税込)
※自由診療です
断髄88,000円
(診査・診断・コンサルテーション・処置を含む)
仮歯5,500円
補綴132,000円(形成、印象、セット代を含む)
リスク 出血、腫脹、疼痛、局所麻酔中毒、歯髄壊死、根尖性歯周炎、CR or 補綴物破折・脱離、2次う蝕等

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